2023年12月6日
こんにちは、キャリアコンサルタントの佐藤です。
企業の採用担当者からよくお聞きするのが、「主体性のある人を採用したい」ということばです。
主体性のある人ってどんな人をいうのでしょう。
主体性によく似た言葉に「自主性」という言葉がありますが、
自主性と主体性では何が違うのでしょうか。
*自主性:ある程度決められていることを自ら率先して行うこと
*主体性:自分の意思や判断に基づいて、自らの責任の下に行動すること
決定的な違いは、やるべきことを決めるのが他者か、自分かというところにあるようです。
ある程度仕事を覚えたら、指示を待っているのではなく「やるべきことは何か」を自ら考え判断し、
積極的に動ける人。
当然、そういう人の方が企業への貢献度も高くなると思われます。
しかし、本当に主体性が必要になるのは、実は退職した後なのです。
人生100年時代、一つの会社で働き続けることは難しく、定年退職後も稼ぎ続けないといけないとなった時に、
自分で考え決めてきた人(主体性のある人)と、そうでない人の差が出ます。
もう、あなたに「こうしてください」と言ってくれる人はいないわけですから・・・。
では、「主体性」を身につけるためにはどうすればいいのでしょうか。
やるべきことを決めるためにはまず、自ら「考える」必要があります。
日頃から仕事や物事に対し、「それはなぜ?」「それを達成するためには何が必要?」と
問いを投げかけ考える。そして、試しにやってみる。
その繰り返しが、主体性を身につける一つの方法だと思います。
主体的に動くことは、ある程度の責任が伴いますので、ちょっぴり勇気も必要です。
これからは「自分のキャリアは自分でつくる」時代です。
さぁ、あなたも少しだけ勇気を出して「主体性」を発揮してみませんか?
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